これらの生体防御機能は、人間の場合60兆個といわれる生体構成細胞の内、それぞれに分化した担当細胞によって正確かつ精密にその機能が営まれているのです。ところが、健康状態を疎かにし、それぞれの細胞活性が低下すれば、恒常性維持機能や免疫機能、自然治癒機能、自然淘汰機能などは必然的に働きが弱められ、自分の身体の中で、自分の生体防御機能不足により、様々な障害が生じてくることになります。
ガン、脳卒中、心臓病、高血圧症、糖尿病、高脂血症・・・今の医学をもっても完治することが望めない、現代型疾患(生活習慣病)は、まさに、私たちが本能として持っている「生体防御機能」という生まれながらの力、この力が低下したり乱れたりすることにより引き起こされる病気と言い切っても過言ではありません。
現代型疾患を未然に予防し、あるいは完治していく為には、本能としての「生体防御機能」を営んでいる担当細胞をいかに刺激して活性化していくか、ということが予防医学にとって重要な課題となるわけです。そして個々の細胞に適度に刺激を加え生体活性をはかることで、本来、動物として持って生まれた様々な自分の力を発揮させて生きることが「若々しく元気で長生き」を実現させてくれる最良の方法だと考えます。
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