日本バイオメディカル研究所は、不治の病とも言われる現代型疾患を中心に、病気を未然に防ぐための予防医学の研究活動とその普及活動に邁進して参りました。

併せて、現代の激しく移り変わる時代の中で、多様化しつづける社会ニーズに応えて化学療法剤に変わる全く副作用のない様々な天然素材に着目して、健康と美に寄与する天然系機能性素材の研究開発にも注力いたして参りました。

生薬として有効性のある植物や動物および鉱物など自然産物を破砕、または動植物のエキス、分泌物、細胞内含有物質などを乾燥・加工を施し、薬用に供する開発等を遂行しております。

直接医薬品となるものばかりでなく、生薬製剤や医薬成分の原料となるもの、ならびに香粧品・香辛料・工業薬品などの原料として利用可能な機能性素材の研究開発等に力を注いでおります。



機能性素材が注目される要因は、生体構成の個々の細胞を刺激・活性化することにあり、加齢とともに脆弱化してゆく個々の細胞を刺激・活性化させることこそが病気の予防や改善にとって最良の方法と考えられます。正常な細胞に全く害をおよぼさずに、各組織の個々の細胞を活性化して新陳代謝を促進することのできる物質こそ、自然産物である天然系機能性素材と言っても過言ではありません。

試験管の中で化学的に合成され、症状を抑えるだけの化学療法剤や化学合成物質に代わり、本能として備わった自分自身で身を守る生体防御機能を活性化できる天然由来の機能性素材の開発こそが、今後に必要とされる医学研究のテーマではなかろうかと考えられます。